整備士の仕事と格差

整備士の話


自動車整備士という仕事について紹介したい

ざっくり言うと車をなおす人

と説明を続けたいところだが世間からは部品を交換するだけの人だと思われているだろう

タイヤを交換したりオイル交換をしたり

そんな感じのイメージを持たれている方が多いだろうかもしれない

今回はディーラー整備士の日常を紹介したい

車を整備するという点では民間工場とほとんど同じ仕事をしていると思う

しかし整備以外にお客様への対応、電話による呼び込み、整備後の調子伺い、整備の説明、クレーム処理、部品発注、メーカーへの報告業務、伝票などの事務、リコール処理、保証業務、検査員業務、など多岐にわたる

とにかくやることが多い

そして業務後も自分の能力を上げるべく常に勉強もしなければならない 

これはメカニックしだいだが勉強をしない限り、ただの部品交換要員のままだ

オイル交換やタイヤ交換、配線修理やブレーキの調整など

勉強をし経験を積んでいけばより難度の高い作業ができるようになる

車の部品交換や油脂類の交換は経験の浅いメカニックでも誰でも出来る

ブレーキの調整やエンジンの分解は経験を積んでセンスさえあればだいたいの人が出来るようになるだろう

しかし経験だけで出来るようにならない整備がある

それは故障診断だ

異常音の特定やエンジンの不調などは時間と経験があれば大抵は解決できる

ただ今どきの自動車で本当に厄介なのはコンピューター同士の通信系統不良による各不具合やエンジンチェックランプが点灯せず故障コードの残らないエンジン不調、パワートレインの電動化による高電圧系統の不具合だ

またこれらの不具合が出ている車は民間工場で診断できずディーラーに持ち込まれることが多い

ただでさえ仕事量が多くパンク状態のディーラーの整備工場に難解故障診断が数多く持ち込まれる

世間ではメーターにエンジンのチェックランプが点灯しても診断機があれば簡単に原因が分かり、部品を交換すればなおると思っているひとが多いと思う

確かに診断機をつないだだけで故障が特定できる場合もある

中には一か月ほど毎晩悩んで故障探求する場合もある

働き方改革で昔に比べメカニックの残業は全体的に減っていると思う

しかし日中の業務をこなした後、故障診断をしているメカニックは残業が絶えない

定期点検や車検を担当しているメカニックは定時が来るとすることがなくなり帰っていく

故障診断の出来るメカニックは定時後も先の見えない故障診断に向き合っていく

どこの整備工場も故障診断できるメカニック不足だ

自動車がハイテク化していくにつれて勉強不足のメカニックが完全に取り残されている

年々メカニックの中で格差が大きくなっていることは間違いない

昔のようにベテランだから出来る整備士、ではなくなってしまった

若くても勉強すれば実力のあるメカニックがたくさんいる

時代についていけないメカニックは取り残される

メカニックの世界は実力主義である

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