ツナギという服

整備士の話

ツナギという服がある

ある人は作業着として

またある人は普段着として着ていると思う

おそらく作業着として着ている人が大多数だろう

ツナギのイメージは「汚れても大丈夫な服」だと思う

なぜだかわからないが少し汚れているぐらいのほうがかっこいい気がする

あるときふと気になったことがある

なぜツナギという服は上と下がくっついているのだろうか

別に作業着で上下が別のものもある

寝転がったり無理な体制になったときに腹回りがめくれて見えないようにするためだろうか

でも今の自動車メカニックは昔より設備に恵まれており、無理な体制をすることはほとんどなくなった

しかし今でもメカニックは皆ツナギを着ている

私が新米メカニックだった時、ツナギに関して先輩からある言葉を言われた

「ツナギは汚すものではない、魅せるものだ」

いわゆる着ていることがパフォーマンスであるということだ

確かに普通の作業着を着ているよりツナギを着ている方が出来るメカニックに見える気がする

また、ツナギを汚すことをすごく注意された

「客前に出たときにツナギが汚れていると仕事が下手だと思われる」とのことらしい

確かに私がお客さんならツナギがきれいなメカニックに整備してほしい

結局、ツナギが汚れる仕事で着る服だが汚すのは良くないという不思議な服である

ところで皆さんはツナギの色は何色が好きだろうか

私は黒が一番好きだ

もちろん汚れが目立たないというのが一つの理由だが、黒いツナギは出来るメカニックに見える気がするからだ

青や赤さらには白といった色のツナギも多いが黒が一番格好いい

もちろん務めている会社しだいで色が決まるので、自分で決めることはできない

かっこいいデザインのツナギを着れるディーラーはラッキーだ

またツナギに入っているメーカーロゴにも種類がある

一番かっこいいのは刺繍で縫ってあるロゴだ

プロントのロゴよりも刺繍のほうが高級感があり、出来るメカニックに見える気がする

たまに大きなサイズをダボダボに着ているメカニックを見ることがある

確かに普段着でおしゃれとしてはかっこいい場合もあるが

メカニックの場合はとてもダサい気がする

スリムでピシッと着ている方が出来るメカニックに見える気がする

私の知っている中でダボダボのツナギを着ている人で仕事が出来る人はいない

見た目とは関係ないがツナギにおいて個人的にこだわっている部分がある

ツナギにはポケットが多くついている

私はその中でも胸ポケットにものをいれることが多い

特にスマホを入れているのだが、ツナギの種類によってはパツパツな場合がある

出来ればスマホを余裕をもって入れることの出来る大きさのポケットが望ましい

また最近ではポケットの中でスマホが動かないように胸ポケットの中にスマホ用のポケットがついているツナギがある

いろんな体勢で動いてもスマホが暴れずに仕事がしやすい

これは今の時代にふさわしいツナギである

メカニックそれぞれがツナギに多くのこだわりを持っていると思う

ツナギにはこれからも多くの改良や工夫が重ねられるだろう

これからもツナギという服と付き合っていきたいとおもう

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